元保険会社社員が明かす得する自動車保険選び

自動車保険の満足度調査2016年度版が公表されました。

2016年自動車保険満足度調査の発表

JDパワー
J.D.パワーアジア・パシフィック社は、2016年の「日本自動車保険契約者満足度調査」を行いました。
この調査は、販売チャネルごとに、5つのファクター(「契約内容/契約手続」「価格」「保険証券」「顧客対応」「事故対応/保険金支払」)の満足度から、総合満足度を算出しています。
代理店部門ではAIU保険会社、ダイレクト部門ではセゾン自動車火災保険が第1位を獲得しました。

代理店部門では第1位だったAIU保険会社は、すべてのファクターでトップという素晴らしい結果です。一方、ダイレクト部門で第1位のセゾン自動車火災保険は、「契約内容/契約手続」および「保険証券」の2ファクターでトップでした。

この結果は、ダイレクト型の自動車保険賞品そのものが非常に魅力的ではあると同時に、実際に事故に遭った場合の「顧客対応」や「事故対応/保険金支払」において、まだまだ改善の余地があることを示しています。
これら2ファクターは総合第3位のソニー損保がトップでした。ソニー損保の対応の素晴らしさを示していますね。

契約者への密な連絡が継続率アップの鍵

またこの調査から、満期案内のハガキが届いてから1週間以内に代理店や保険会社から連絡があると、継続率のアップにつながるという結果が出ています。ただ、代理店では20%、ダイレクト系では9%ほどしか、満期案内後1週間に契約者に連絡をしていません。

継続率のアップにつながるのはわかっていても、現段階ではそこまで手が回らないのが実情なのかもしれませんが、今後更新案内後の連絡を専門に行う人材を確保するなど、この点について何らかの対応をする会社が契約者に長く選ばれていくでしょう。

特に、価格を重視する傾向のダイレクト系の自動車保険に加入する方の6割が更新のたびに保険会社の切替を検討するという調査結果も出ています(2016年「日本自動車保険新規加入満足度調査」)。
継続率を上げるため、既存の契約者との密な関係を作り上げることが、今後の課題になってきそうですね。

関連記事 保険会社社員が明かす!得する自動車保険ランキング

筆者プロフィール 春美

保険会社にて商品開発業務の仕事をしてきました。結婚を機にいったん退職しますが、その後も自動車保険のコールセンターで勤務。
現在は子育て主婦をしながら、そのときの経験・知識をもとに皆さんに役立つ自動車保険サイトを作っています。
詳しい自己紹介はこちら

[重要] 一括見積もりで安くて良い自動車保険を探す!

私が保険会社で勤務していた頃からダイレクト自動車保険が増えてきて、同じ自動車保険でも保険会社によって料金が大きな違いが見られるようになってきました。ある人にはソニー損保社では安くても、別の方ではセゾン社のほうが安いということもよくあります。

損をしない自動車保険選びのためにも、検討のときは必ず各社の料金を比較しましょう。私もおすすめしている保険スクエアbangでは、最大20社の自動車保険を無料でまとめて見積もりすることが可能です。

自動車保険を上手に節約している方はこのような一括見積もりサービスを活用している方が多いですね。

【一括見積もりできる自動車保険の一覧】

保険会社名 会社の規模・特徴
ソニー損保 評価の高いネット系保険会社
セゾン自動車火災保険 30~40代が特に安い中堅保険会社
チューリッヒ損保 外資系中堅保険会社
SBI損保 低価格路線のネット専業保険会社
あいおいニッセイ同和損保 国内の大手保険会社
AIU保険 外資系保険会社。代理店力に強み。
損保ジャパン日本興亜 国内の大手保険会社。価格は高め。
東京海上日動火災保険 国内の大手保険会社。価格は高め。
共栄火災損害保険 国内の中堅保険会社。価格は高め。
アクサダイレクト 外資系の保険会社。ロードサービスが充実。
三井ダイレクト損保 中堅の保険会社。価格は安い。
イーデザイン損保 東京海上グループのネット専業保険会社
セコム損保 ややマニアックな保険会社
そんぽ24 中堅の保険会社
三井住友海上火災保険 国内の大手保険会社。価格は高め。
ゼネラリ損保 ややマニアックな外資系保険会社
富士火災保険 国内の中堅保険会社。価格は高め。
朝日火災損害保険 国内の中堅保険会社。価格は高め。