元保険会社社員が明かす得する自動車保険選び

1日自動車保険を比較・検討してみました

1日自動車保険の取扱保険会社

1日単位で契約できる「1日自動車保険」は、東京海上日動三井住友海上そして損保ジャパン日本興亜の大手3社で取り扱っています。
最近は車を所有する人も減っているため、このような契約形態の自動車保険は今後も増えていくでしょう。

両社の1日保険自動車保険ですが、対象となる車種や被保険者についての条件は、ほぼ同じです。
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このページでは、3社の特徴について説明します。

東京海上日動「ちょいのり保険」

携帯からもスマホからも加入できる

「ちょいのり保険」は、スマホからだけではなく、携帯電話(ガラケー)からも加入できます(docomo、SoftBank、au)。スマホを持っていない方でも安心ですね(私も持っていません…)。

保険料も携帯電話の料金と一緒に支払えるので、お手軽です。

選べる3つのプラン

「ちょいのり保険」には3つのプランがあります。

主な補償内容は次の通りです。

  車両補償なし スタンダード プレミアム
保険料 500円 1,500円 1,800円
対人賠償保険 無制限
対物賠償保険 無制限
対物超過費用特約 50万円
搭乗者傷害特約 1000万円まで円
車両復旧費用特約 300万円
(自己負担15万円)
300万円
(自己負担10万円
弁護士費用特約 300万円限度
臨時被保険者に関する特約 オプション
(+250円)
オプション
(+750円)
オプション
(+900円)

全てのプランでロードアシストが付帯されているので、万が一の時も心強いですね。
借りている車の補償に関しては、車の持ち主の方にも相談して、補償の有無を決めると良いでしょう。途中で運転を交代した場合もオプションの「臨時被保険者に関する特約」に加入していれば補償されるので安心ですね。
(保険料や保険詳細については東京海上日動社のHPをご確認ください)

三井住友海上「1DAY保険」

コンビニから加入できる1日自動車保険

「1DAY保険」は、スマホ(docomo、SoftBank、au)からだけでなく、コンビニの店頭端末からの加入もできます。

取り扱っているコンビニは、セブンイレブンです。
スマホを持っていないくても加入できるので、ガラケー派にはありがたいことですね。

選べるプランは3つ

「1DAY保険」は、補償内容によってA・B・Cの3つのプランがあります。
補償内容は次の通りです。

  プランA プランB プランC
保険料 500円 1,500円 1,800円
対人賠償保険 無制限
対物賠償保険 無制限
対物超過費用特約 50万円
自損事故傷害保険 死亡:1500万
後遺障害:50~2000万
入通院5日未満:5000円
入通院5日以上:5~50万円
搭乗者傷害特約(入通院2区分) 入通院5日未満1万円 / 5日以上10万円
搭乗者傷害特約(死亡・後遺障害) 1000万円
車両復旧費用特約 300万円
(自己負担15万円)
300万円
(自己負担10万円
車内手荷物等特約 10万円限度

Aプランは借りている車に対する補償なし、Bプランは借りている車に対する補償あり、Cプランは借りている車の補償に加え、車内にある動産(カメラ等)も補償されます。
必要に応じてプランを選べるのがいいですね。

割引が色々!

■2回目割引
1DAY保険の契約が2回目以降の場合、保険料が割り引かれます。

■2人目割引
同じ借用自動車に対して、最大4名まで運転者を設定でき、さらに2人目以降の保険料が割り引かれます。
同じ自動車を、数人で交代で運転する予定の場合にオススメです。

■自動車保険新規加入時割引
1DAY保険に加入していた方が車を所有し、三井住友海上の自動車保険に加入する場合、新規加入時の保険料が割り引かれます。

割引対象となるには、過去3年以内に1DAY保険を5回以上契約し、全ての契約が無事故であることが条件です。
契約回数によって、割引率も異なります。

損保ジャパン日本興亜「乗るピタ」

12時間から契約できる自動車保険

「乗るピタ」には、契約する時間が12時間契約24時間契約の2種類あります。

時間が細分化されていると、短時間の利用の方にとっては無駄が少なく便利ですね。

補償内容の異なる3つのプラン

「乗るピタ」は、補償内容の異なるライトプラン・基本プラン・安心プランの3つのプランがあります。契約時間も2種類あるので、合計で6つプランから保険を選べます

主な補償内容は次の通りです。

  ライト 基本 安心
保険料 12h 400円
24h 500円
12h 1,200円
24h 1,500円
12h 1,600円
24h 2,000円
対人賠償保険 無制限
対物賠償保険 無制限
人身傷害特約 3000万円まで
搭乗者傷害特約 1000万円 1000万円
車両復旧費用特約 300万円
(自己負担15万円)
300万円
(自己負担10万円
借用自動車の事故時代車費用特約特約 5000円/日
(30日まで)

3つのプランいずれにもロードアシスタンスが付帯されており、万が一の場合のレッカー費用等も補償されます。

パソコンからでも加入できる

「乗るピタ」はスマホだけでなく、パソコンからでも加入可能です。出先からでもお家からでも加入できて便利ですね。

保険料の支払いはクレジットカード払のみとなります。運転者の方がクレジットカードを持っていなくても、契約者がクレジットカードを持っていれば大丈夫です。

1日自動車保険を分析してみて思ったこと

3社の保険とも、補償内容についてはほぼ同程度の内容でした。
加入方法や、ロードサービスの有無等でご自身にあった保険に加入するのが良さそうです。

最後に1つ豆知識を。
「個人賠償責任保険に加入しているので、借りた車に対する補償は必要ない」と思っている方もいるかもしれません。
しかし個人賠償責任保険では、借りたものに対する損害は補償の対象になりません。
つまり、借りた車を傷つけてしまっても、個人賠償責任保険では補償されないのです。ご注意してくださいね。

筆者プロフィール 春美

保険会社にて商品開発業務の仕事をしてきました。結婚を機にいったん退職しますが、その後も自動車保険のコールセンターで勤務。
現在は子育て主婦をしながら、そのときの経験・知識をもとに皆さんに役立つ自動車保険サイトを作っています。
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