元保険会社社員が明かす得する自動車保険選び

2020年1月から自動車保険が値上げされます。自動車保険を安く節約する方法とは。

自動車保険
2019年10月に実施予定の消費税の増税で家計の負担を心配している方も多くいるのではないでしょうか?

そんな中、車を所有する家庭で更なる負担が増えそうなニュースがありました。

「自動車保険の値上げ」です。

大手損害保険4社は2020年1月に値上げを実施する方向で調整していることが分かりました。

増税負担に加えて自動車保険の値上げというのは、車を所有する家庭にとって大きな痛手ですね。

どう対策をとっていけば良いのか?を含めて解説をしていきます。

どうして自動車保険が値上げされるの?

2019年7月に大手損害保険会社の東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン日本興亜、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険の4社が2020年1月に値上げする方向で調整している事が分かりました。
詳細は今後発表される予定ですが、価格が1〜5%程度値上がりすると予想されています。

値上げの理由は消費税の増税です。
10月予定の消費税増税によって、自動車の修理費や販売代理店への手数料が増えることになります。
しかし、契約者が支払う保険料保険のには消費税が含まれていないため、その負担分を補うために保険料が値上がりされるのです。

自動車保険の一斉値上げは2014年により5年ぶり。
前回の消費税アップのときも値上げが実施されました。増税の影響は直接受けるだけでなく、このように間接的にも影響が出るのです。

自動車保険の値上げに備えるには?

自動車保険の値上げに備えるには、自動車保険の見直しが一番です。
現在は大手4社の値上げがニュースになっていますが、他社の自動車保険でも値上げを実施する可能性はあります。

ただ、ニュースの中で「増税の影響で販売代理店の手数料が増えること」が原因として挙げられていますね。
ということは、販売代理店の手数料が低い自動車保険を選べば、値上げの影響を大きく下げることができます

自動車保険の販売には、大きくダイレクト型(通販型)と代理店型に分けられます。ダイレクト型はインターネットから申込みなどが出来るもので、代理店型は車の販売業社や保険の外交員を通じて申込みを行うものです。

一般的にはダイレクト型の方が販売手数料がなく、人件費や維持費が抑えられる分、保険料は安くなります。
そのため、現在代理店型で自動車保険を契約している方は、ダイレクト型と比較をすると保険料が安くなる可能性が高いです。

自動車保険見直しのポイント

自動車保険の見直しで大切なのは比較です。
同じような補償でも保険会社によって保険料は異なり、特にダイレクト型と代理店型では大きく異なるケースが多いです。

ダイレクト型ですとインターネットで簡単に見積もりを取ることも可能ですし、比較サイトなども充実しています。
現在加入の保険と比較をしてみて、良いと思ったら乗り換えることも有効ですよ。

保険の場合、付き合いなどで加入する人も少なくありません。
付き合いも大切ですが、それで家計を圧迫してしまっては誰のための保険なのか分かりません

なんのために保険に加入するのか?しっかり見極めていざという時に備えましょう。

(以下はニュース記事からの抜粋です)

損保大手、自動車保険料上げ 来年1月にも

損害保険大手が2020年1月にも、自動車保険料を引き上げる方向で調整していることがわかった。

10月の消費増税を控えて損益の悪化が見込まれるためで、各社一斉の引き上げが実現すれば5年ぶりになる。
引き上げ幅は1~5%程度が有力だ。

引き上げの方向で調整しているのは東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン日本興亜、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険の大手4社。

保険料収入には増税分が反映されないため、各社は年間100億円単位で収益を下押しするとみる。

筆者プロフィール 春美

保険会社にて商品開発業務の仕事をしてきました。結婚を機にいったん退職しますが、その後も自動車保険のコールセンターで勤務。
現在は子育て主婦をしながら、そのときの経験・知識をもとに皆さんに役立つ自動車保険サイトを作っています。
詳しい自己紹介はこちら

[重要] 一括見積もりで安くて良い自動車保険を探す!

私が保険会社で勤務していた頃からダイレクト自動車保険が増えてきて、同じ自動車保険でも保険会社によって料金が大きな違いが見られるようになってきました。ある人にはソニー損保社では安くても、別の方ではセゾン社のほうが安いということもよくあります。

損をしない自動車保険選びのためにも、検討のときは必ず各社の料金を比較しましょう。私もおすすめしている保険スクエアbangでは、最大20社の自動車保険を無料でまとめて見積もりすることが可能です。

自動車保険を上手に節約している方はこのような一括見積もりサービスを活用している方が多いですね。

【一括見積もりできる自動車保険の一覧】

保険会社名 会社の規模・特徴
ソニー損保 評価の高いネット系保険会社
セゾン自動車火災保険 30~40代が特に安い中堅保険会社
チューリッヒ損保 外資系中堅保険会社
SBI損保 低価格路線のネット専業保険会社
あいおいニッセイ同和損保 国内の大手保険会社
AIU保険 外資系保険会社。代理店力に強み。
損保ジャパン日本興亜 国内の大手保険会社。価格は高め。
東京海上日動火災保険 国内の大手保険会社。価格は高め。
共栄火災損害保険 国内の中堅保険会社。価格は高め。
アクサダイレクト 外資系の保険会社。ロードサービスが充実。
三井ダイレクト損保 中堅の保険会社。価格は安い。
イーデザイン損保 東京海上グループのネット専業保険会社
セコム損保 ややマニアックな保険会社
そんぽ24 中堅の保険会社
三井住友海上火災保険 国内の大手保険会社。価格は高め。
ゼネラリ損保 ややマニアックな外資系保険会社
富士火災保険 国内の中堅保険会社。価格は高め。
朝日火災損害保険 国内の中堅保険会社。価格は高め。