元保険会社社員が明かす得する自動車保険選び

相次ぐ保険金の不正請求。医院と共謀して多額の保険金請求する例も。

増える保険金請求詐欺。背景には罪悪感の薄さ。

保険金の不正請求で逮捕

福井県で保険金の水増し請求に関与した3被告に有罪判決が出ました。この事件は柔道整復師が、交通事故に遭った人の治療費を実際の通院日数より多く請求した事件です。

また別の事件で、福井県で10年前に保険金不正請求に加担した男性は「バイト感覚だった」と不正請求に関して罪悪感が薄かったことを告白しています。
この男性は治療を受けていた医院の院長と手を組み、通院日数を水増しして保険金請求をしました。男性にとっては実際に通院はしていたので、そこまで罪悪感が無かったのかもしれないですね。

保険金の不正請求は発覚しづらい?

保険金の不正請求では「事故の加害者と被害者」や「治療する側とされる側」が手を組んでいることもあります。そうなると保険会社側も見抜くことは容易ではないでしょう。
当人同士が口裏を合わせてしまえば、不正請求の証拠をつかむことは困難です。

保険会社の担当者も、保険金請求に関してはしっかりと調査をしています。それでも巧妙な手口の不正請求は見抜けないこともあるのが現実です。

不正請求は、後々の保険料UPにもつながる!

日本損害保険協会の「不正請求ホットライン」によると、2016年の不正請求の通報は700件にもなるそうです。1日あたり1件以上の不正請求があることになります。

不正請求が増えることで保険会社の保険金支払額が増え、私たち全員の保険料の値上げにつながります。
「ちょっと通院日数をごまかすだけだから」といった軽い気持ちで関わった保険金の不正請求が、多くの善良な保険加入者へ迷惑をかけてしまうことになるわけですね。

もちろん保険会社も不正請求に対する目を厳しくしています。保険会社が見抜けない不正でも通報によって暴かれることもあります。
保険金の不正請求は犯罪で実際に逮捕に至りますから、軽い気持ちで手を染めることは絶対にしないようにしましょう。

筆者プロフィール 春美

保険会社にて商品開発業務の仕事をしてきました。結婚を機にいったん退職しますが、その後も自動車保険のコールセンターで勤務。
現在は子育て主婦をしながら、そのときの経験・知識をもとに皆さんに役立つ自動車保険サイトを作っています。
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