元保険会社社員が明かす得する自動車保険選び

最近流行りの1日自動車保険の上手な使い方

まず、1日自動車保険とは何か

1日自動車保険とは「保険期間が1日から入れる自動車保険」で、2011年に登場した比較的新しいタイプの自動車保険です。
スマホやコンビニで加入でき、保険料も500円程度から加入できます

ちょっと友人の車を借りる場合や、実家に帰省した時に親の車を借りる時など、自分以外の車を運転する時にサクッと契約できる便利な自動車保険ですね!

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1日自動車保険に加入するときの条件や活用方法

1日自動車保険の加入条件等は、次の通りです。
保険会社によって、条件が異なることもあります。加入する場合は、事前に確認してくださいね。

被保険者
日本国内で有効な運転免許証を持っている人。

対象となる車
自家用普通乗用車、自家用小型乗用車、自家用軽四輪乗用車
ただし、レンタカーは含みません

また、次のような車も補償の対象外です。
・申込者本人(被保険者)またはその配偶者が所有する車
・法人所有の車
また保険会社によっては、ロールスロイスやベントレー等の高級車も補償対象外となることもあります。

保険期間
1日から最大7日まで。
8日以上の保険期間を希望する場合には、もう一度加入し直す必要があります。

■1日自動車保険の上手な使い方
同居の親族が所有する車は、補償の対象となります。
ですから、同居している親(または子)や兄弟から車を借りる場合でも、1日自動車保険に入っておけば補償されます。

例えば親が所有している車を、同居しているお子さんがたまにしか運転しない場合、自動車保険の年齢条件を親の年齢に合わせて契約しておき、お子さんが運転する時だけ1日自動車保険に加入すれば、自動車保険の保険料の節約にもなるのです。
車の使用状況によっては1日自動車保険の活用メリットがありますね。

主な補償内容

主な補償内容次の通りです(保険会社によって異なるので、事前に確認しましょう)。
(1)対人賠償・対物賠償
(2)搭乗者傷害
(3)自損事故傷害
(4)借りる車の補償
(5)ロードアシスト等

なお、1日自動車保険には人身傷害保険はついていません。
運転中のケガについては、搭乗者傷害保険での補償となります。

1日自動車保険とドライバー保険との違い

車を持っていない方向けには、「ドライバー保険」というものもあります。
ドライバー保険の主な内容は、次の通りです。

被保険者
運転免許証を持っている方(1名につき1契約まで)。
※年齢制限はありませんが、契約時に21歳以上と21歳未満で保険料が異なります

対象となる車
自家用8車種(自家用普通乗用車、自家用小型乗用車、自家用軽四輪乗用車、自家用普通貨物車(最大積載量0.5t以上2t以下)、自家用普通貨物車(最大積載量0.5t以下)、自家用小型貨物車、自家用軽四輪貨物車、特種用途自動車(キャンピングカー))
レンタカーを含みます

ただし、以下の車は対象外です。
・申込者本人(被保険者)、または申込者本人の配偶者、申込者本人と同居している親族が所有する車
・申込者本人が役員となっている法人が所有する車

基本的な補償内容
対人賠償、対物賠償、人身傷害
※業務中の事故による賠償事故や人身傷害事故は、補償対象外となる場合があります。

保険期間
1年間

等級制度
通常の自動車保険と同じように、等級制度があります。
ただし、ドライバー保険をやめてから自動車保険を契約しても、その等級は自動車保険には引き継げません。(自動車保険の等級をドライバー保険に引き継ぐこともできません)。

1日自動車保険とドライバー保険は、どちらも他人の車の運転する方向けの保険です。
対象車種など異なる点も多いですが、やはり一番の違いは保険期間でしょう。

年に数回ほどしか運転しないのであれば、1日自動車保険を活用するのがオススメです。

筆者プロフィール 春美

保険会社にて商品開発業務の仕事をしてきました。結婚を機にいったん退職しますが、その後も自動車保険のコールセンターで勤務。
現在は子育て主婦をしながら、そのときの経験・知識をもとに皆さんに役立つ自動車保険サイトを作っています。
詳しい自己紹介はこちら

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