元保険会社社員が明かす得する自動車保険選び

【損保ジャパン】自動車保険で手話による事故対応を開始

損保ジャパン日本興亜は、2017年9月1日より手話による事故対応サービスを開始します。

従来は聴覚や発話に障害がある方に対して、インターネットやFAXで対応してきました。
しかし、この対応方法ですと、担当者とのやりとりに時間がかかるため、事故当事者にとっては不便だったと思います。
手話により、テレビ電話での事故受付が可能となれば、事故の初動対応がスムーズになることが期待できます。

対応がスムーズに進むことは、事故を起こした本人だけでなく事故の相手にとっても良いことです。少しでも事故の解決が早く出来ると、それだけ事故当事者の不安やストレスを減らすことができます。

手話を利用した事故対応は必ずニーズがある

2008年より聴覚障害者の運転免許取得要件が緩和され、「補聴器を使用しても、10mの距離で90dBの警音が聞こえない」方でも、ワイドミラーの装着と聴力障害者標識を表示すれば、運転免許を取得することが可能となっています。
また、補聴器の使用を条件として免許を取得していた方でも、同様の条件の下、補聴器を外しての運転が可能となっています。

10年近く前から、手話での事故対応は必要だったのです。聴覚に障害を持つドライバーにとって、待ち望んでいたサービスでしょう。また、このようなサービスが開始されると、運転免許取得を目指す聴力に障害を持つ方も増えるかもしれません。

スマホユーザー以外の対応も期待したい

今回の手話対応はLINEを利用したものですので、基本的にはスマートフォンを所有している方向けのサービスです。多くの人がスマートフォンを所有している時代となりましたが、それでも未だに持っていない人もいます。

スマートフォンを持っている人だけが利用できる手話サービスではなく、持っている人も持っていない人も平等に利用できる手話サービスが出来るといいなと思います。

損保ジャパン日本興亜が自動車保険の事故対応に手話対応

(こちらはプレスリリースです。)

損保ジャパン日本興亜は、聴覚・発話障害を持つお客さまへの事故対応サービス向上のため、自動車保険の受付・初動対応(※1)コールセンターで、手話による事故対応を2017年9月1日から開始する。

(※1)初動対応・・・事故受付後の保険対応の可否判断、事故解決のアドバイス、代車の手配、病院や相手方への連絡などを当社では24時間365日実施する。

1.サービス開始の背景
同社は従来、聴覚・発話障害を持つお客さまに対して、インターネットやFAXを活用した事故受付・初動対応を実施きた。2016年の障害者差別解消法の施行などの社会的な背景をふまえ、一層お客さまに寄り添ったサービスをご提供するため、このたび手話通訳事業者と連携したTV電話による聴覚・発話障害を持つお客さまへの手話による事故受付・初動対応を開始することとした。

2.商品・サービスの概要
(1)対応方法
手話通訳コールセンターを運営している株式会社プラスヴォイス(以下「プラスヴォイス」)と提携し、プラスヴォイスのTV電話で、お客さま・手話通訳者・同社のコールセンター担当者が同時に会話をし、聴覚・発話障害を持つお客さまに対して事故受付・初動対応を実施する。

(2)手話通訳サービス提供時間帯
午前8時から午後9時まで(年中無休)(※2)
(※2)同社のコールセンターは、24時間365日営業している。

(3)サービス利用方法
スマートフォンの無料通信アプリ「LINE(※3)」の「ビデオ通話」を利用して通話を開始する。「ビデオ通話」では、お客さまと手話通訳者がリアルタイムでTV電話と同じようにお互いの映像を確認しながら手話で会話し、その会話内容を別の電話を利用して、同時に同社のコールセンターに連絡する仕組みとなる。
なお、個人情報管理を厳正に行うため、利用する「LINE」の機能は「ビデオ通話」のみとなり、メールは利用しない。
(※3)無料通話アプリ「LINE」は、LINE株式会社のサービス。

筆者プロフィール 春美

保険会社にて商品開発業務の仕事をしてきました。結婚を機にいったん退職しますが、その後も自動車保険のコールセンターで勤務。
現在は子育て主婦をしながら、そのときの経験・知識をもとに皆さんに役立つ自動車保険サイトを作っています。
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