運転技術を評価するアプリを開発

あいおいニッセイ同和損害保険が2017年1月より、車の運転状況を計測できるスマホ向けのアプリを自動車保険の契約者に配布します。
車内に専用装置を付けておくと、スマホを持って自動車に乗り込むとアプリが自動的に起動するシステムとなっており、装置を起動する手間が必要なく、スマホを持ち歩いてさえいればいいので便利だと思います。

また、安全運転の度合いを100点満点で採点し、ブレーキのかけ方などのアドバイスも表示されるので、ドライバーの安全運転への意識付けにもなると思います。
安全運転への意識が高くなれば、事故の削減に有効なのではないでしょうか。

増加する高齢者の自動車事故を減らせるか

高齢になると、若いときとは違って物事の判断に時間を要したり、誤った判断をしてしまうことも増えてくるといいます。

現在のところ運転免許証には何歳までと言う上限はありません。
運転免許証の返納制度を利用して自ら自動車の運転にピリオドを打つ人もいますが、実際には、「自分はまだまだ大丈夫」と過信して運転を続けるシニア層も少なくないでしょう。

アプリにより運転の安全性が点数で明確化されて運転に対するアドバイスを目にすれば、現実を受け入れやすくもなるのではないでしょうか。
家族の連絡先を入力すれば毎月家族の元へレポートが報告されるので、同居していない場合でも運転状況を家族が把握することができるシステムもとても面白いと思います。
家族が高齢者の運転能力の低下に早期に気付くことができ、対策を打つこともできるからです。

一方で、高齢になると人の意見に素直に受け入れる人ばかりではないでしょうから（笑）、日ごろから家族のコミュニケーションを図っておくことも大切ですね
アプリのレポートが、安全運転について考えるきっかけになり、事故削減に繋がるといいですね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

（以下は日経新聞からの一部抜粋です）

あいおいニッセイ　高齢者の運転、アプリ見守り 運転状況　スマホで確認

　あいおいニッセイ同和損害保険は2017年１月から、車の運転状況を計測できるスマホ向けアプリを自動車保険の契約者に配布する。安全運転の度合いを示す点数を家族に毎月送信できる機能もあり、高齢の親の運転が心配な子供も遠隔地から運転状況の変化を確認できる。同社は事故を減らし、保険金の支払い減少につなげたい考えだ。

　車内に専用装置を付けておけば、スマホを持って自動車に乗り込むとアプリが自動的に起動。最近走ったルートと急発進や急ブレーキをかけた位置が表示される。安全運転の度合いを100点満点で採点し、ブレーキのかけ方などアドバイスも表示する仕組みだ。